泉質と効能
「塚原温泉 火口乃泉」の温泉の特徴
~平安時代から湧き続け、伽藍岳(がらんだけ)の中腹にある強酸性の温泉~
●鉄イオンの多さ 全国1位
●酸性度の強さ 全国2位
●アルミニウムイオンの多さ 全国2位
●日本3大薬湯の1つ
上記のように全国的にも珍しい泉質を持つ貴重な温泉です。
泉質名 |
酸性・含鉄(Ⅱ、Ⅲ)―アルミニウムー硫酸塩泉 |
※循環・ろ過・沸かし・加水などは一切していない自噴かけ流しの温泉です。
※石けん、シャンプーは温泉の泉質状、使用出来ません。
塚原温泉の効能 |
慢性皮膚炎 / 糖尿病 / 打ち身 / 切り傷 / 疲労回復 / 関節のこわばり / やけど / くじき / 筋肉痛 / 神経痛 / 五十肩 / 病気回復期 / 痔疾 / 月経障害 / 動脈硬化症 / 関節痛 / 慢性婦人病 / 慢性消化器病 / 冷え性 / 運動マヒ / 健康増進 |
【特徴1】~強い酸性で湯治に適した泉質~
第一の特徴は秋田の玉川、山形の蔵王とともに「日本三大酸性泉」と呼ばれるpH(ペーハー)約1.5の強い酸性(レモンやカボスよりはるかに酸性が強い)です。
お湯は非常に個性的で、他に類の無い泉質です。普通、温泉の泉質は「単純泉」とか「ナトリウム塩化物泉」など短いものですが、塚原温泉火口乃泉は「酸性-含硫黄・鉄・アルミニウム-カルシウム-硫酸塩泉」と長い名前がついています。これだけ多くの成分を含んでいる貴重な温泉ということです。
酸性泉はその高い効能から古来より現代にいたるまで湯治に利用されています。浸かり・乾かしを繰り返しながらの入浴が効果的です。
【特徴2】~人体に有用な金属イオンを多量に含んでいます~
二番目の特徴は、お湯に多量の金属イオンを含むことです。鉄含有量(456mg)は日本一で、温泉法基準の40倍以上を含みます。アルミニウム含有量は日本第二位(295mg)で、療養泉の基準の約3倍です。鉄分といえば「赤茶色」のお湯をイメージしますが、それは酸化された鉄(サビ)の色。新鮮な状態(イオン)の鉄は緑色のことが多く、「塚原温泉火口乃泉」も透明緑色のお湯です。このほかにも人体に有用なカルシウムや、硫黄も多く含み、様々な効能を期待できるお湯なのです。
また、酸性の強さは玉川温泉や蔵王温泉とほぼ同じですが、成分量では「塚原温泉火口乃泉」が群を抜いており、人間の生理食塩水と同等の「等張性温泉」でもあります。これだけ強い酸性の等張性温泉は類が無く、非常に貴重なものとされています。
文責/斉藤 雅樹(別府八湯温泉Gメンリーダー)
温泉の検査について
当温泉施設では、レジオネラ菌の検査を毎年行っています。温泉分析表は10年ごとに検査してます。内湯の中に提示しています。
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